うまく回ってないプロジェクトの原因と立て直し
2023/10/27
配下のあるチームの進捗が日に日に遅れており芳しくなかったので原因と対策のメモ。失敗プロジェクトにはあるあるなので今後の参考になればと。
上手く行っていなかった原因
いろいろと状況を聞き出していくと、設計→製造と入っていく中でオフショアへの連携漏れや設計漏れが多発して遅延がひどい状況。またその状況すらわからない状況でした。
その立て直しの最中だが、NGな理由と立て直しについてまとめてみるとこんな感じ。
- 進捗や課題が可視化されていない
- 設計製造の連携や管理が各社へ丸投げになっており会社間のやりとりが管理されていない
- 進捗はメモベースで日々会話しているレベルでベストエフォートで進めていた。マイルストンやクリティカルパスがリーダもメンバ認識しないままだった。
- 課題や問い合わせはチャットでなされるが、流れて忘れられていたり過去のやり取りが流れて残らない。自身の担当が何か分からない状態。
- 成果物をレビューできてない。(中身を品質を伴わない進捗数値)
といった、当たり前のことができていない状況でした。
立て直し
あまり難しいことはなく、あたりまえのことができるようになれば上手くいきます。なのでまず以下のことを実施。
- スケジュールとクリティカルパス、それぞれの期限を定義し可視化。マイルストンや目標を共通認識にできるようにする。
- WBSを作り定量値を入れ進捗を可視化。遅れや阻害を検知しアクションを打てる状態にする。
- 課題はチケット管理、期限と担当と責任者を明確に。
- 各社リーダにWBSの更新を日々徹底。 ※各社のリーダの意識を上げて自立を促す。
- 設計製造の間の状態管理
など。
ただし進捗が大分遅れてしまっている状況のためそこは人を増やしてリカバリしていくしかないため増員が必要。
ただ本当に思うことは自分ごとで「なんとかしていく」マインドのリーダでないと大抵のプロジェクトは失敗するということ。
他人事になり相手依存の丸投スタンスは確実に上手くいかないので、リーダアサインは見極めが大事ということを改めて学びました。