テレワーク用に書斎の防音をDIYしたみた感想
2022/01/15
コロナでテレワークをする際に、仕事場にしている書斎とキッチンが近く、ドアがないため防音をいろいろ試みてみましたので、試したことと結果を残しておきたいと思います。
1.5畳ほどの書斎でドアがないため、ここに防音用のドアに代わるものを付けたい
仕事場にしている書斎にドアが鳴く、リビングと近いためTVや料理の音、子供が遊ぶ音などをどうにかしたいと思っていました。
防音について調べていて分かったこと
防音といっても遮音と吸音の2種類があるようで、使い分けが必要です。
- 遮音(しゃおん)・・・音を遮る(反射する) 遮音した閉塞空間だと音が反射しWeb会議の音質が悪くなるとか。 遮音材は外に配置し外から中に音を入れないために使うのが良い。固く密度が高い素材が遮音材になります。
- 吸音・・・音を吸収して和らげる 吸音材を中に配置すると音の反射を和らげるため、Web会議の音質が良くなるそうです。 ウレタンシートとかスポンジ状の素材が吸音材です。
また、防音は隙間を作らないことが大事なようです。隙間があるといかに強い防音材をおいても隙間から音が入ってしまうため。
①多分究極はユニットハウス
写真のような完全個室になるユニットハウスを設置するのが多分一番究極な防音だと思います。ただ、数十万円と高く、場所も取るため、まぁ個人用ではないと思います。
②防音パーティション
手軽さやデザイン性のあるものもあり、最初は防音パーティションが良いのかなと思っていました。TRANQORDがデザインも良く惹かれましたが、用途としては外の音を遮るのみは向いておらず、Web会議などの音を吸音してよくするために良いそうです。
レビューでも外の音の防音効果は気持ち程度のようです。かなり隙間ができるしそうですよね。
③ドアを付ける
間取り的に引き戸ならつけれると思いますが、おそらく20万とかかかるので却下。
④石膏ボードとウレタンシートでDIYしてみた
市販品には適したものがないため、コストを抑えてDIYすることにしました。
いろいろ素材に悩みましたが、防音は石膏ボードが一番コスパがよいそうです。家の壁に入っているやつですね。ホームセンターで売っていますが、1820 x 910で400円程度のためドア1つ分のサイズであれば2枚(900円)で済みます。
これに吸音材のウレタンシート貼り付けます。(ウレタンシートは1m x 2mで4000円ぐらい)
あとは、石膏ボードだけだと折れてしまうため、支えとして1 x 4の木材や立てるためのL字の金具やネジなどを購入して計1万円弱でした。
とりあえず石膏ボードの両端に木材をネジでとめていきます。足には支えとなるL字の金具も取り付け。あと、石膏ボード1枚だとドアの高さに足りないため、蝶番で足りない分を付け足しました。石膏ボードはカッターで切れ目をいれて簡単に折ることができます。
これにウレタンシートを張って完成。隅にもシートを張ることで隙間も埋めれます。
こんな感じで完全にドアを塞ぐことができました。
使ってみた感想は、結構静かになります。 ただ、完全に音が防げるわけではなく、10の音が5か6ぐらいになった感じ。
ただ、欠点がありました。出入りの際に動かす必要があるのですが、かなり重いです・・・ 石膏ボードって結構重い、重さを量ったら20Kgありました( ^ω^)・・・
これを出入りのたびに動かすのは正直しんどく限界を感じました。
⑤防音カーテン(ニトリ)
出入りの簡易さを考えると防音カーテンしかないと思い、ニトリでつっかえ棒と防音カーテンを購入してみました。ニトリの防音カーテンは4層です。
防音カーテンは店舗だと2枚セットしか売っておらず、ドアサイズは1枚のため、注文して郵送になりました。これにつっかえ棒とリングを買って計5000円弱。
つけたらこんな感じになりました。隙間ができるのはやむなし。
DIY扉に比べて防音効果は弱いかなという感じですが、10の音が7か8になるぐらいにはなりました。出入りも楽で、視界も遮れるので最終的にはこれに落ち着きました。
まとめ
防音って難しい・・・多分安く効果を出すなら、石膏ボードとウレタンシートに更に扉を付けたDIYを行い出入りを楽にするのが良いのかなと思います。が、正直そこまでやるとしんどいので、防音カーテンで気持ち和らげるのが無難です。