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CMSの種類と特徴のまとめ(動的CMS、静的CMS、ヘッドレスCMS)

2019/10/15

今までCMSはWordpressしか使っていなかったのですが、昨今「headless CMS」や「静的CMS」についても耳にするので、それぞれの特徴やメリデメについて整理してみました。

1. CMSの種類

CMSは大きくWordpressのような「動的CMS」、動的CMSのフロントエンドとバックエンドが分離された「ヘッドレスCMS」、サーバに静的ページのみを配置する「静的CMS」の3種類があります。

1-1. 動的CMS

WordPressのように、フロントエンドとバックエンドが一体となっているCMSが動的CMSになります。従来の一般的なCMSの構成がこの形になるかと思います。

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1-2. ヘッドレスCMS

動的CMSからフロントエンドを切り離し、バックエンドのみを提供するCMSがヘッドレスCMSになります。フロントエンドの自由度が高く仕様変更にも柔軟に対応できるメリットがあります。

WordPressでもAPIが提供されているため、この構成をとることもできます。

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1-3. 静的CMS

事前にコンテンツをビルドし、HTMLやCSS、JSのみの静的な画面にしたものをサーバに配置して利用するのが静的CMSになります。画面表示時にサーバ処理が必要ないため表示速度が速くサーバリソースも少なくて済みますが、コンテンツ管理にプログラミングのスキルが必要となるデメリットもあります。

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2. CMSの比較

従来の動的CMSに昨今の技術を使いフロントエンドとバックエンドをAPIで分離することで、画面やチャネルの自由度を補ったものが「ヘッドレスCMS」になります。メリットもありますが、反面、バックエンドは汎用的なAPI設計が必要なことや、フロントエンドもAPI経由でデータを取得するためある程度技術が必要で開発工数も高くなります。

静的CMSはサーバ処理がなく表示速度が速くサーバリソースの消費も少なく、Webサーバのみで動くため構成もシンプルになります。その分、コンテンツ編集にはプログラミングスキルが必要で編集を反映するためにはビルドしてサーバの資材を全て置き換える必要もあります。また、Wordpressのコメント欄のようなユーザの操作でDBを更新するような機能もありません。そのため、小規模で軽量なサイトを作るのに向いているかと思います。

動的CMSヘッドレスCMS静的CMS
画面の自由度低い高い低い
チャネルの自由度低い高い低い
開発工数低い高い低い
編集の難易度低い低い高い
表示速度遅い遅い早い
サーバリソース消費高い高い低い