子供と化学実験 | 1円玉と10円玉で電池を作ってLEDを光らせてみる
2023/2/23
1円と10円と塩水を使って簡単に電池を作れるというのを見つけたので、さっそく子供と実験してみました。
電池の仕組み
電池はイオン化傾向の異なる2種類の金属と電解液があれば作ることができます。
1円がアルミニウム、10円が銅、塩水が電解液になります。極性は10円がプラス、1円がマイナスになります。
1円(アルミニウム)が水に溶けて電子を放出し、10円(銅)側でH+と電子が結合して水素ができます。
長時間電池を使うと1円がボロボロになってくるはずなので、ほどほどに(^^;
用意するもの
LED以外は家にあるものでできるかと思います。LEDは単価が安いけど、送料の方が高くなるため秋葉原などで買うとよいかと。
- 1円玉10枚
- 10円玉10枚
- キッチンペーパー
- アルミホイル
- セロテープ
- 食塩
- LEDライト(発光ダイオード)
- 皮膜線(単線が使いやすい)
作り方
1円と10円の1ペアの電池で0.5V程度の電圧ですが、LEDを光らせるためにはこれを10個直列で接続し5V程度にする必要があります。(非力なので豆電球は光りません)
1.アルミホイルとLEDを接続する
最初に写真のようにアルミホイルを何度か折り長方形にして皮膜線をセロテープで貼り付けます。
皮膜線の反対側はLEDと繋ぎます。写真ではブレッドボードを使ってますが、直接皮膜線とLEDをセロテープなどで固定しても大丈夫です。
2. キッチンペーパーを10円玉サイズに切る
キッチンペーパーを10円玉サイズに切ります。これを10個作ります。
3. 食塩水を作る
少し火で温めた水に塩を入れて混ぜます。塩が溶けなくなるまで入れればOKです。
4. 10円玉と1円玉の間に塩水でぬらしたキッチンペーパーを挟む
LEDのプラス側に繋げたアルミホイルの上に10円玉を置き、その上にキッチンペーパーを置いて塩水をたらします。
その上に、1円玉を置けば1つの電池ができあがります。
5. 電池を積み重ねていく
1円玉の上に10円玉を置き、その上にキッチンペーパーを置き塩水で。。。というのを繰り返して合計10個の電池を直列に繋ぎます。
積み重ねた電池は下の写真のようになります。
一番上が1円玉になるため、この上にLEDのマイナス側に繋いだアルミホイルをのせるとLEDが光ります。
電圧を測ったところ大体5.25Vでした。
実験結果
ということで、無事LEDを光らせることが出来ました。動画は以下のようになります。